深掘り・考察 2026.07.09

K-POP第4世代とは?デビューから世界を狙う新時代の特徴

K-POPにハマって推しグループを調べていると、「このグループは第4世代です」という表現、よく見かけますよね。でも、”第4世代”ってどういう意味?第3世代とどこが違うの?と疑問に思ったことはありませんか。

「世代という言葉は見るのに、どこからどこまでなのかがよくわからない」——初心者だと余計にそう感じますよね。

そこでこの記事では、K-POP第4世代の定義・特徴・代表グループを、初心者の方にもわかるよう丁寧に解説します。「なぜ今のK-POPはデビューから世界が当たり前なの?」という謎も、第4世代の歴史をたどるとスッと腑に落ちてきます。

まず結論から言うと、K-POP第4世代とは2018〜2019年頃にデビューを開始し、「最初からグローバル」を前提に設計された世代のことです。BTSが切り開いた世界への道を、次の世代が当たり前のように走るようになった——そこが第4世代の新しさです。

K-POP第4世代って、いつ始まった?世代の定義を整理

K-POPには「世代」という区分があります。ただし公式な定義はなく、ファンや研究者の間で大まかに共有されている概念です。

世代 デビュー時期 代表グループ
第1世代 1990年代後半〜2000年代前半 H.O.T・神話・BoA
第2世代 2000年代後半〜2010年代前半 BIGBANG・少女時代・2NE1・SHINee
第3世代 2015〜2018年頃 BTS・TWICE・EXO・BLACKPINK
第4世代 2018〜2023年頃 Stray Kids・ITZY・aespa・IVE・NewJeans

第4世代のデビューと重なるのが、BTSが2017〜2018年に米国でも大きな注目を集めた時期です。先輩が切り開いた世界への道を、第4世代のグループたちはデビューの時点で「あって当然のもの」として受け取っています。

先輩たちが「目指した場所」を、後輩たちが「スタート地点にした」——そのギャップこそが世代の壁と言えるかもしれません。

「デビューから世界が当たり前」——第4世代のグローバルファースト戦略

第3世代まではまず韓国国内で人気を獲得し、そこから海外展開というステップが主流でした。第4世代はその順序が根本から変わっています。

デビュー前からグローバルを前提に設計されているのです。

たとえばaespa(エスパ)は2020年11月17日のデビュー曲「Black Mamba」のMVが公開24時間で2,100万回再生を突破。これはK-POP新人グループ歴代1位の記録でした(出典:ORICON NEWS / BARKS)。YouTubeは世界中から同時にアクセスできるプラットフォームです。デビュー1日目から世界規模でその名前が広まる——これがまさに第4世代の「グローバルファースト」を象徴する出来事です。

背景にあるのがコロナ禍(2020〜2022年)によるオンライン化の加速です。コンサートが軒並み中止になる中、Weverse(ウィバース)やBubble(バブル)などのファンプラットフォームが急速に普及し、アイドルとファンが国境を越えてダイレクトにつながる環境が整いました。これがグローバルファンダム形成を一気に押し上げた要因のひとつです。

では、なぜ第4世代はこれほど世界に届くのでしょうか?数字とプラットフォームだけでなく、「コンセプト」の進化も大きく関わっています。

第4世代が生んだ「メタバース×アイドル」という新発想

第4世代で最も目を引くコンセプトのひとつが、aespa(エスパ)のメタバース世界観です。

aespaには現実の4人のメンバーとは別に、「ae-aespa(アイエスパ)」という仮想世界のアバターが存在しています。現実のaespaと仮想のae-aespaは「SYNK(シンク)」という概念で繋がっており、ライブパフォーマンスでもae-aespaが登場する演出があります。

これは単なるSFコンセプトではなく、「アイドルとは何か?」という問いそのものを崩してみせた試みでした。現実と仮想が入り交じる存在としてアイドルを描く——SM Entertainmentが得意とする「物語型」アイドルの、ひとつの到達点とも言えます。

第4世代は全体として、「かわいい・かっこいい」だけでなく独自の世界観・コンセプトで差別化するアイドルが増えた世代です。Stray Kidsはメンバーが楽曲制作に深く関わるセルフプロデュース路線を、ITZYはZ世代の「ありのまま」をテーマにした自己表現系コンセプトを打ち出しました。

どのグループも「このグループにしかできない物語」を持っている——そこが第4世代の個性のおもしろさです。

第3世代・第5世代との違いは?位置づけを整理

第3世代との違い

第3世代(BTS・TWICE・BLACKPINKなど)は「グローバルを目指し、実際に達成した世代」です。第4世代はその成功を見て育ち、「グローバルを最初から前提にした世代」。出発点がまったく異なります。

第5世代との境界線

2024年にデビューしたILLIT(アイリット)などは「第5世代」と呼ばれ始めています。NewJeans(ニュージーンズ)は2022年のデビューで第4世代に含まれますが、コンセプトの新しさから「4.5世代」と表現する人もいるなど、境界は曖昧です。

大まかな傾向として、第4世代が「完成型・世界観重視」であるのに対し、第5世代は「脱アイドル感」や「ナチュラルさをあえて武器にする」流れが見られます。詳しくは「K-POP第5世代とは?アイドルらしくないが武器になった新世代の特徴」(後日公開予定)をご覧ください。

よくある質問(FAQ)

Q. 第4世代のグループは全部で何組あるの?
公式なリストはなく、2018〜2023年頃にデビューしたグループ全体が対象になります。代表的なのはStray Kids・ITZY・TXT・aespa・ENHYPEN・IVE・LE SSERAFIM・NewJeansなどです。

Q. 第4世代のグループ、どれから聴き始めるのがおすすめ?
K-POP初心者なら、日本語の情報が豊富でバラエティ番組も多いグループが入りやすいです。推しを見つけることが先なので、気になる曲のMVを片っ端から見てみるのが一番の近道ですよ。

Q. 第4世代のグループって、今も活動してるの?
現役バリバリで活動中です。K-POPアイドルは年に数回「カムバック」と呼ばれる新作リリースがあるので、好きなグループが見つかったら今すぐ追いかけ始められますよ。

まとめ

K-POP第4世代は、BTSたちが切り開いたグローバルへの道を「当たり前のスタートライン」として走り始めた世代です。SNSネイティブ・コロナ禍のオンライン化・メタバースなど新しいコンセプトが重なり、「デビューから世界規模」の動きが標準になりました。

推しのグループがどの世代なのかを知ると、その戦略や世界観がより深く楽しめます。ぜひ関連記事もあわせて読んでみてください。

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