K-POP世代とは?第1〜第5世代の特徴と代表グループ解説
「このグループって第何世代なの?」と聞かれて、K-POP世代の分け方がよくわからないと感じたことはありませんか?
K-POPファンの会話には「第3世代が黄金期だよね」「最近の第5世代は路線が全然違う」という言葉がよく出てきます。でも最初はピンとこなくて当然です。どこかに公式の定義があるわけでもないし。
そこでこの記事では、K-POPの第1〜第5世代の時代区分・各世代の特徴・代表グループを、初心者の方でもわかるように整理して解説します。これを読めば、世代の話題にスッと入れるようになりますよ。
K-POPの「世代」ってそもそも何?
K-POPの世代とは、アイドルが活躍した時代を大まかにまとめた区分のことです。10年ごとのような正確な区切りではなく、音楽スタイル・デビューの仕組み・ファン文化が変わったタイミングで「ここから次の世代」と認識されていきます。
大切なのは、世代の境界線は公式には決まっていないということ。ファンや専門家によって「あのグループは第2世代か第3世代か」の意見が分かれることもよくあります。「だいたいこの時代のグループ」くらいの感覚でとらえるのがちょうどいいです。
ではさっそく第1世代から順に見ていきましょう。
第1世代(1996〜2004年頃)K-POPアイドルの誕生期
代表グループ:H.O.T.、S.E.S、FinKL、god、Sechs Kies
K-POPアイドルの歴史は、1996年にデビューしたH.O.T.から始まったとされることが多いです。それまでの韓国の歌手は「歌がうまい人」が中心でしたが、H.O.T.は歌・ダンス・衣装・ビジュアルをすべてプロデュースして売り出す「アイドル」という新しい形を作りました。
現在の四大事務所のうちSMエンターテインメントとYGエンターテインメントが設立されたのもこの時代です。アイドルを育てて売り出す「事務所主導のシステム」が生まれ、これは今のK-POPにそのまま引き継がれています。
第1世代のグループは日本ではほぼ知られていませんでしたが、韓国国内では社会現象になるほどの人気を誇っていました。次の世代では、このシステムが日本へ一気に飛び出します。
第2世代(2000年代中盤〜2010年代前半)日本で爆発したK-POPブーム
代表グループ:東方神起、BIGBANG、少女時代、KARA、SHINee、2NE1
第2世代は、K-POPが韓国の外へ本格的に飛び出した時代です。
その先頭を走ったのが東方神起でした。2003年に韓国でデビューし、2005年4月に日本デビュー。当初はほぼ無名でしたが、地道な活動を重ねて2009年に東京ドームでの単独公演を成功させます。現在は日本での東京ドーム公演数が海外アーティスト史上最多記録となっており(エイベックス公式情報)、「K-POPアーティストが日本の音楽シーンで通用する」ことを証明した先駆けです。
2006年にはBIGBANGが、2007年には少女時代とKARAがデビュー。日本でも「K-POPブーム」として大きく報道されたのはこの時期のことで、30〜40代には懐かしく思えるグループが揃っています。YouTubeの普及も重なり、韓国語がわからなくてもファンになれるルートが生まれました。
第3世代では、この熱がインターネットを通じてさらに世界規模へと広がっていきます。
第3世代(2012〜2019年頃)SNSとファンダムが世界を動かした
代表グループ:BTS、TWICE、BLACKPINK、SEVENTEEN、GOT7、Red Velvet
※EXO(2012年デビュー)は第2・第3世代の境界線上とされることが多い
第3世代最大のトピックは、BTSのビルボード制覇です。2013年デビューのBTSは、TwitterやYouTubeを通じて世界中にファンを広げ、2017〜2018年にはアメリカのビルボードチャートに連続ランクイン。「K-POPがアジア圏を超えた」と世界中で話題になりました。
この世代の特徴はSNS×ファンダム文化の爆発です。アーティストが直接ファンに発信し、ファンが動画を切り取ってシェアする文化が一気に広がりました。「ARMYが動けばチャートが動く」という現象が生まれたのもこの時代です。
TWICEは2015年、BLACKPINKは2016年にデビューし、ガールズグループのグローバル人気を引き上げました。K-POPが音楽だけでなく、ライフスタイルや文化として広がった世代と言えます。
では、さらにその先の世代ではどんな変化が起きたのでしょうか。
第4・第5世代(2019年〜現在)個性と多様性の新時代
第4世代の代表:STRAY KIDS(2018)、ATEEZ(2018)、TXT(2019)、ENHYPEN(2020)、aespa(2020)、IVE(2021)、LE SSERAFIM(2022)
第5世代の代表:ZEROBASEONE、RIIZE、ILLIT、TWS(2023年〜)
※NewJeans(2022年デビュー)は第4・第5世代の境界線上
第4世代からは、「アイドルらしさ」の定義が大きく変わりました。統一された衣装・振り付けよりもグループ独自の世界観や個性が重視されるようになり、aespaのようにメタバースやAIをコンセプトに取り入れるグループも登場。デビューと同時に韓国・日本・アメリカで展開する「世界同時デビュー」も当たり前になりました。
第5世代(2023年頃〜)はさらに「アイドルっぽくない自然体」が武器です。ZEROBASEONEやRIIZEはデビュー直後からミリオンセラーを記録し、従来の「完璧なアイドル」とは異なるアプローチで新しいファン層を獲得しています。第4・第5世代の境界線はまだ議論中で、今まさに作られている「現在進行形の世代」です。
世代を知ると、「なぜこのグループはこういうスタイルなの?」という疑問がスッと解けるようになります。推しグループの背景を知ることで、音楽や世界観の見え方も変わりますよ。
各世代の詳しい内容はそれぞれの記事で掘り下げています。気になる世代からのぞいてみてください。
- K-POP第2世代とは?東方神起・BIGBANGが日本で爆発した理由を解説(後日公開予定)
- K-POP第3世代とは?BTSがビルボードを獲れたSNS×ファンダムの仕組みを解説(後日公開予定)
- 四大事務所(HYBE・SM・JYP・YG)ってなに?K-POP業界のヒエラルキーを解説(後日公開予定)
| 世代 | 時代 | キーワード | 代表グループ |
|---|---|---|---|
| 第1世代 | 1996〜2004年頃 | アイドルシステムの誕生 | H.O.T.、S.E.S、god |
| 第2世代 | 2000年代中盤〜2010年代前半 | 日本進出・K-POPブーム | 東方神起、BIGBANG、少女時代、KARA |
| 第3世代 | 2012〜2019年頃 | SNS×グローバル展開 | BTS、TWICE、BLACKPINK |
| 第4世代 | 2019年頃〜2023年頃 | 個性・世界観・世界同時デビュー | STRAY KIDS、aespa、IVE |
| 第5世代 | 2023年頃〜 | 自然体・多様性 | ZEROBASEONE、RIIZE、ILLIT |
よくある質問
Q. BTSは第何世代ですか?
A. 2013年デビューのBTSは第3世代に分類されることが多いです。世代の境界線は明確でなく、「第2.5世代」と表現するファンもいますが、第3世代の代表格として紹介されるのが一般的です。
Q. EXOは第何世代ですか?
A. 2012年デビューのEXOは、第2世代と第3世代の境界線上に位置します。どちらに分類するかはファンや専門家によって異なるため、どちらも間違いではありません。
Q. 世代はどのタイミングで変わるのですか?
A. 公式な決まりはありません。音楽スタイル・ファン文化・デビューの仕組みが大きく変化したタイミングで「次の世代が始まった」と認識されることが多いです。