K-POP入門 2026.07.09

BTSも昔は中小!K-POP事務所の四大と中小の違いをわかりやすく解説

推しグループのことを調べていると、事務所の名前が出てくることってありますよね。「HYBE」「SM」「JYP」「YG」あたりはよく目にするけれど、「STARSHIP?」「Cube?」「PLEDISってどこ?」と、聞いたことはあるけど実はよくわからない……というかた、多いんじゃないでしょうか。

実はK-POPの事務所は、四大と呼ばれる超大手4社以外にも、たくさんの中小・中堅事務所が存在しています。そして「中小=弱い・売れない」では、まったくないんです。現在は世界最大のK-POP企業であるHYBEも、BTSがデビューした2013年当時は従業員わずか20〜30人の中小事務所でした。

この記事では、K-POPの事務所の種類と、四大と中小の違いをわかりやすく解説します。

K-POPの「四大事務所(Big 4)」ってどこ?

K-POP業界には、HYBE・SM Entertainment・JYP Entertainment・YG Entertainment の4社があり、「四大事務所」または「Big 4」と呼ばれています。

  • HYBE:BTS・SEVENTEEN・NewJeansなどを擁する、現在業界最大規模の企業。元々はBig Hit Entertainmentという社名でした
  • SM Entertainment:少女時代・EXO・NCT・aespaなど、K-POPの礎を作ってきた老舗事務所
  • JYP Entertainment:TWICE・Stray Kids・ITZYなどを輩出。社長のパク・ジニョン本人もミュージシャンとして有名
  • YG Entertainment:BIGBANG・BLACKPINKなどを抱える、ヒップホップ色の強い事務所

それぞれの歴史や特徴は別記事で詳しく紹介しています(記事末のリンクへ)。四大以外の事務所は、規模の大小を問わず「中小事務所」とまとめて呼ばれることが多いです。

「中小事務所」ってどんなところ?代表的な事務所を紹介

一口に「中小」といっても、上場企業クラスの中堅から、スタッフ数人の新興まで幅があります。K-POPファンの間で知名度の高い事務所をいくつか紹介します。

事務所名代表グループ(一例)特徴
STARSHIP EntertainmentIVE・MONSTA X2008年設立。Kakao Entertainment傘下
Cube Entertainment(G)I-DLE・BTOB2006年設立。元JYP代表が創業
FNC EntertainmentFTISLAND・CNBLUE・SF92006年設立。バンド系グループを多く輩出
RBWMAMAMOO・ONEUS2010年設立。歌唱力の高いグループが集まる
KQ EntertainmentATEEZ2016年設立。ワールドツアーで急成長中

なかでもFTISLANDとCNBLUEを輩出したFNC Entertainmentは、K-POPではめずらしいバンド系グループに強みを持つ事務所。「FTISLANDやCNBLUEで韓国に興味を持った」という30〜40代の方も多いのではないでしょうか。

これ以外にも、韓国には数百社の芸能事務所が存在しています。新しい事務所が次々と立ち上がり、そこからデビューするグループも増えているのが今のK-POP業界です。

四大と中小、実際に何が違うの?

一番わかりやすい違いは資金力です。

大手事務所はMVのクオリティ、世界ツアーの規模、グローバルプロモーションに大きな予算をかけられます。対して中小事務所では、同じことをしようとすると物理的に限界があります。コンサートの会場規模や海外へのプロモーション費用の差は、デビュー直後のグループほど実感しやすいかもしれません。

ただ、それが「中小は不利」の一言で終わる話でもなくなってきています。

  • 少人数制で個別指導に近いトレーニングができるケースも。大手の激しいオーディション競争から外れて、じっくり育てられる環境もあります
  • SNSやYouTubeの普及で、資金力がなくてもグローバルファンを獲得できる時代になっています。デビュー直後から海外のファンがつくグループも珍しくありません

「四大に入ることが夢のゴール」という時代から、状況は少しずつ変わってきています。

中小から生まれた、あの有名グループたち

「中小事務所だと売れない」というイメージを覆す代表的なグループを紹介します。

BTS(HYBE / 旧Big Hit Entertainment)
2013年にBig Hit Entertainmentからデビューしたとき、同社の従業員はわずか20〜30人。当時のK-POP業界では無名に近い存在でした。そこから12年、HYBEは年間売上2兆ウォンを超える世界最大のK-POP企業になっています。

SEVENTEEN(PLEDIS Entertainment → HYBE傘下)
13人という大人数グループながら、メンバー自身がプロデュースに関わるスタイルで独自のファンダムを築きました。2007年設立のPLEDISは2020年にHYBEが買収。現在はHYBE Labels傘下の一レーベルとして運営されています。

IVE(STARSHIP Entertainment)
2021年12月のデビューから急速にファンを増やした4世代ガールズグループ。STARSHIPはKakao Entertainment傘下ですが、独立したレーベルとして今も活動を続けています。

3グループに共通しているのは、「事務所の規模に関わらずコンテンツの質で勝負したこと」。それが結果につながった、という点です。

「大手の傘下になる」ってどういうこと?

中小事務所が大きな成功を収めると、大手企業に買収・傘下化されるケースがあります。

  • PLEDIS Entertainment → 2020年、HYBEが筆頭株主に
  • STARSHIP Entertainment → 2013年、Kakao Entertainment(当時のLOEN Entertainment)が株式70%を取得

「買収されたらグループはなくなるの?」と心配になる方もいるかもしれませんが、ほとんどの場合、事務所の名前もグループもそのまま存続します。大手の資金力・ネットワークを活用しながら、レーベルとしての個性を保つイメージです。

K-POP業界では「傘下になる=成功の証」ともいえる構造ができあがっています。

まとめ:四大だけがK-POPじゃない

K-POPの事務所は、超大手の四大から新興の小規模まで様々です。

  • 四大が資金力・グローバル展開で有利なのは事実
  • でも中小から世界的スターが生まれることも珍しくない
  • 成功した中小が大手傘下になるのも、業界の成功パターンの一つ

推しグループの事務所がどんな規模・背景を持っているかを知ると、K-POPをもう一段深く楽しめるようになります。四大事務所それぞれの詳しい話は、下のリンクからどうぞ。

  • HYBEってどんな事務所?BTSを生んだK-POP最大手の歴史と特徴(後日公開)
  • SM Entertainmentってどんな事務所?少女時代・EXO・aespaを生んだK-POPの元祖(後日公開)
  • JYP Entertainmentってどんな事務所?TWICEとStray Kidsを生んだ事務所の歴史(後日公開)
  • YG Entertainmentってどんな事務所?BIGBANGとBLACKPINKが生まれた事務所の歴史(後日公開)

よくある質問

Q. 中小事務所のグループって、ファンとの距離が近いって本当?
これはわりと本当です。ファンダムが小さい分、ファンサイン会の当選確率が高かったり、SNSでのやりとりが活発だったりと、大手グループでは体験しづらい距離感を楽しめることがあります。「推しの顔を近くで見た」「返信が来た」という体験談は、中小グループのファンからよく聞こえてきます。

Q. 「中堅」と「中小」は何が違うの?
業界に明確な定義はありませんが、ファンの間では「中小より規模が大きい・実績がある」事務所を「中堅」と呼ぶことが多いです。STARSHIPやCubeは中堅と位置づけられることが多めです。

Q. 中小グループのコンサートって、大手と何か違う?
会場が小さめなぶん、アーティストとの距離が物理的に近いことが多いです。大型アリーナより、キャパ数千人のホールやライブハウスに近い規模感で、その熱量が好きというファンも多くいます。チケットの入手難易度も、超大手グループと比べると取りやすいことも多いです。

RELATED あわせて読みたい
K-POP入門の記事一覧