BTSも昔は中小!K-POP事務所の四大と中小の違いをわかりやすく解説
推しグループのことを調べていると、事務所の名前が出てくることってありますよね。「HYBE」「SM」「JYP」「YG」あたりはよく目にするけれど、「STARSHIP?」「Cube?」「PLEDISってどこ?」と、聞いたことはあるけど実はよくわからない……というかた、多いんじゃないでしょうか。
実はK-POPの事務所は、四大と呼ばれる超大手4社以外にも、たくさんの中小・中堅事務所が存在しています。そして「中小=弱い・売れない」では、まったくないんです。現在は世界最大のK-POP企業であるHYBEも、BTSがデビューした2013年当時は従業員わずか20〜30人の中小事務所でした。
この記事では、K-POPの事務所の種類と、四大と中小の違いをわかりやすく解説します。
K-POPの「四大事務所(Big 4)」ってどこ?
K-POP業界には、HYBE・SM Entertainment・JYP Entertainment・YG Entertainment の4社があり、「四大事務所」または「Big 4」と呼ばれています。
- HYBE:BTS・SEVENTEEN・NewJeansなどを擁する、現在業界最大規模の企業。元々はBig Hit Entertainmentという社名でした
- SM Entertainment:少女時代・EXO・NCT・aespaなど、K-POPの礎を作ってきた老舗事務所
- JYP Entertainment:TWICE・Stray Kids・ITZYなどを輩出。社長のパク・ジニョン本人もミュージシャンとして有名
- YG Entertainment:BIGBANG・BLACKPINKなどを抱える、ヒップホップ色の強い事務所
それぞれの歴史や特徴は別記事で詳しく紹介しています(記事末のリンクへ)。四大以外の事務所は、規模の大小を問わず「中小事務所」とまとめて呼ばれることが多いです。
「中小事務所」ってどんなところ?代表的な事務所を紹介
一口に「中小」といっても、上場企業クラスの中堅から、スタッフ数人の新興まで幅があります。K-POPファンの間で知名度の高い事務所をいくつか紹介します。
| 事務所名 | 代表グループ(一例) | 特徴 |
|---|---|---|
| STARSHIP Entertainment | IVE・MONSTA X | 2008年設立。Kakao Entertainment傘下 |
| Cube Entertainment | (G)I-DLE・BTOB | 2006年設立。元JYP代表が創業 |
| FNC Entertainment | FTISLAND・CNBLUE・SF9 | 2006年設立。バンド系グループを多く輩出 |
| RBW | MAMAMOO・ONEUS | 2010年設立。歌唱力の高いグループが集まる |
| KQ Entertainment | ATEEZ | 2016年設立。ワールドツアーで急成長中 |
なかでもFTISLANDとCNBLUEを輩出したFNC Entertainmentは、K-POPではめずらしいバンド系グループに強みを持つ事務所。「FTISLANDやCNBLUEで韓国に興味を持った」という30〜40代の方も多いのではないでしょうか。
これ以外にも、韓国には数百社の芸能事務所が存在しています。新しい事務所が次々と立ち上がり、そこからデビューするグループも増えているのが今のK-POP業界です。
四大と中小、実際に何が違うの?
一番わかりやすい違いは資金力です。
大手事務所はMVのクオリティ、世界ツアーの規模、グローバルプロモーションに大きな予算をかけられます。対して中小事務所では、同じことをしようとすると物理的に限界があります。コンサートの会場規模や海外へのプロモーション費用の差は、デビュー直後のグループほど実感しやすいかもしれません。
ただ、それが「中小は不利」の一言で終わる話でもなくなってきています。
- 少人数制で個別指導に近いトレーニングができるケースも。大手の激しいオーディション競争から外れて、じっくり育てられる環境もあります
- SNSやYouTubeの普及で、資金力がなくてもグローバルファンを獲得できる時代になっています。デビュー直後から海外のファンがつくグループも珍しくありません
「四大に入ることが夢のゴール」という時代から、状況は少しずつ変わってきています。
中小から生まれた、あの有名グループたち
「中小事務所だと売れない」というイメージを覆す代表的なグループを紹介します。
BTS(HYBE / 旧Big Hit Entertainment)
2013年にBig Hit Entertainmentからデビューしたとき、同社の従業員はわずか20〜30人。当時のK-POP業界では無名に近い存在でした。そこから12年、HYBEは年間売上2兆ウォンを超える世界最大のK-POP企業になっています。
SEVENTEEN(PLEDIS Entertainment → HYBE傘下)
13人という大人数グループながら、メンバー自身がプロデュースに関わるスタイルで独自のファンダムを築きました。2007年設立のPLEDISは2020年にHYBEが買収。現在はHYBE Labels傘下の一レーベルとして運営されています。
IVE(STARSHIP Entertainment)
2021年12月のデビューから急速にファンを増やした4世代ガールズグループ。STARSHIPはKakao Entertainment傘下ですが、独立したレーベルとして今も活動を続けています。
3グループに共通しているのは、「事務所の規模に関わらずコンテンツの質で勝負したこと」。それが結果につながった、という点です。
「大手の傘下になる」ってどういうこと?
中小事務所が大きな成功を収めると、大手企業に買収・傘下化されるケースがあります。
- PLEDIS Entertainment → 2020年、HYBEが筆頭株主に
- STARSHIP Entertainment → 2013年、Kakao Entertainment(当時のLOEN Entertainment)が株式70%を取得
「買収されたらグループはなくなるの?」と心配になる方もいるかもしれませんが、ほとんどの場合、事務所の名前もグループもそのまま存続します。大手の資金力・ネットワークを活用しながら、レーベルとしての個性を保つイメージです。
K-POP業界では「傘下になる=成功の証」ともいえる構造ができあがっています。
まとめ:四大だけがK-POPじゃない
K-POPの事務所は、超大手の四大から新興の小規模まで様々です。
- 四大が資金力・グローバル展開で有利なのは事実
- でも中小から世界的スターが生まれることも珍しくない
- 成功した中小が大手傘下になるのも、業界の成功パターンの一つ
推しグループの事務所がどんな規模・背景を持っているかを知ると、K-POPをもう一段深く楽しめるようになります。四大事務所それぞれの詳しい話は、下のリンクからどうぞ。
- HYBEってどんな事務所?BTSを生んだK-POP最大手の歴史と特徴(後日公開)
- SM Entertainmentってどんな事務所?少女時代・EXO・aespaを生んだK-POPの元祖(後日公開)
- JYP Entertainmentってどんな事務所?TWICEとStray Kidsを生んだ事務所の歴史(後日公開)
- YG Entertainmentってどんな事務所?BIGBANGとBLACKPINKが生まれた事務所の歴史(後日公開)
よくある質問
Q. 中小事務所のグループって、ファンとの距離が近いって本当?
これはわりと本当です。ファンダムが小さい分、ファンサイン会の当選確率が高かったり、SNSでのやりとりが活発だったりと、大手グループでは体験しづらい距離感を楽しめることがあります。「推しの顔を近くで見た」「返信が来た」という体験談は、中小グループのファンからよく聞こえてきます。
Q. 「中堅」と「中小」は何が違うの?
業界に明確な定義はありませんが、ファンの間では「中小より規模が大きい・実績がある」事務所を「中堅」と呼ぶことが多いです。STARSHIPやCubeは中堅と位置づけられることが多めです。
Q. 中小グループのコンサートって、大手と何か違う?
会場が小さめなぶん、アーティストとの距離が物理的に近いことが多いです。大型アリーナより、キャパ数千人のホールやライブハウスに近い規模感で、その熱量が好きというファンも多くいます。チケットの入手難易度も、超大手グループと比べると取りやすいことも多いです。